「蕎麦の里」と「しだれ桜」と呼ばれる、秩父荒川。昔から、昼夜の気温差が大きく霧が多く発生する所では、香りが高く味の良い良質の蕎麦が採れると言われています。
ここ秩父荒川も、夏は蒸し暑く、冬は底冷えの寒さという盆地特有の気候に加え、日中の寒暖の差、荒川をはじめとした多くの支流が生み出す霧、水はけの良い土地などの好条件に恵まれて、蕎麦の栽培が盛んに行われています。
当店では確かなものを確かな形でお出ししたいというこだわりから、秩父荒川在来の蕎麦を、すべて自家栽培で育てて、お出ししております。
この蕎麦は、収穫できる量がとても少なくて、300坪の畑から採れる蕎麦は約100kgと、米と比較すると1/5程しか収穫できません。
しかし、収穫した蕎麦の香り、味は濃く、蕎麦本来のしっかりとした風味と、甘みが特徴です。
この蕎麦を、当店では香りと味が申し分ない秋蕎麦を、栽培・収穫しております。
玄蕎麦は風味を保つために、石抜き・みがき加工した後、保冷庫にて温度・湿度管理の下、保存しております。
【関東寒晒蕎麦(かんとうかんざらしそば)】
寒ざらし蕎麦とは、前年の秋に収穫した蕎麦を貯蔵しておき、一月の耐寒の季節に約十日間清流に浸し、その後、厳寒の戸外で冬の太陽と寒風に晒して乾燥させた玄蕎麦を言います。玄蕎麦に含まれている余分な灰汁を流し取るのを目的としています。 寒ざらしをした粉で作った蕎麦は、より甘みをたたえた香りも豊かで、まろやかな味わいを持つ蕎麦になります。 その味は、梅雨を過ぎ夏場を越えても失われることなく、風味を味わうことができます。 |

蕎麦は殻を極力取り除いて粉にしますが、粉にしたときから劣化が始まり本来の香りや風味がなくなってしまいます。
当店では蕎麦が本来持つ風味を損なわないために、毎朝、その日の分だけ挽いております。じっくりと時間をかけて荒挽いた蕎麦粉は、味・香りも格別です。
荒挽いた粉は、こね・のし・切りの全ての作業を手作業で行います。年間直栽培した蕎麦を提供するために原則は1日50食として、そのうち1食を採点しています。
店内に、その日の蕎麦のできばえの採点を表示しています。
大釜でさっと茹でて、きりっとした冷水で仕上げられた蕎麦は細いながらも強いコシと、心地よい咽越しの蕎麦に仕上がります。
是非一度、当店の挽きたて、打ちたて、ゆでたてのお蕎麦をお召し上がりください。
当店ではだし汁の鰹節は、薩摩半島近海の本節削りを使用し、北海道日高産の天然昆布と合わせてだし汁をひいています。汁は国産の濃口醤油と同じく国産の本みりんを使用し、かえしを仕込み、十分に寝かせてから用いています。
また、返しには一切砂糖は使用せず、みりんのみの上品でまろやかな甘みに仕上げました。旨味の強い、蕎麦汁を是非ご賞味ください。




寒ざらし蕎麦とは、前年の秋に収穫した蕎麦を貯蔵しておき、一月の耐寒の季節に約十日間清流に浸し、その後、厳寒の戸外で冬の太陽と寒風に晒して乾燥させた玄蕎麦を言います。